昨日の逢瀬

昼まで彼の仕事が終わるのを待って
私達は会った。
シャンパンとケーキといちごを買って
ホテルへ・・・。

シャンパンを飲みながら
楽しい時間がはじけていく。
ケーキにフォークやスプーンは要らない。
私の指先で運ばれるケーキに
彼は私の指まで口にする。
「美味しい！」

後は時の流れるまま。
彼との時間が終わりのないものならと
叶わない願いと分かっていても
願わずにはいられない。
彼の寝息が私の身体にも響く。
最近はいびきも聞くけど、それも好き。

何度も抱きなおして、また眠る。
離れたくないと思う。
彼の一部になれたら、いいのに。

「私を食べてしまってよ。」
「なくなったら、困る。」

クリスマスといういい訳の夜。
なんでもいい、一緒にいたい。
キスが出来る距離にいたい。

どこで満足すればいいのか分からないまま
あなたは今朝また、メールをくれる。

「おはよう」

夢はまだ続いている。。。