7年の月日が過ぎる中
考えまいと思いながら、いつも心のどこかにあった
「彼の奥さん」
の事。

きっと彼女は知っている。

私はいつもそう思っていた。
彼は嘘が上手く通せるほどの人ではない。
帰宅が深夜になったり
大切な日にいなかったり
突然用事を作って家を出たり
メールが多かったり・・・。
おかしいに決まっている。
なにかあると感じるに決まっている。

女の感は鋭い。
特に女が女に感じるものは「確か」なものがある。

なぜ
彼女は私に一言も何も言わず
7年という時を過ごしたのだろか?
私が彼女だったら
そうしただろうか?

そんな彼女と
彼は
銀婚式を記念しての海外旅行に出掛けたらしい・・・。
旅行中
どんな会話があったのだろうか?

考えても仕方の無い事を
私は
考えている。

★愛華さんへ
メッセージありがとうございます。
相互リンクは御気になさらないで下さいね。
なんだか愛華さんの日記を読んで、彼の気持ちを想像してしまう
私なのでした。
夕べ
あなたの夢を見た。

時は「最後のクリスマス」
あなたと私はどうやら"イヴ"を一緒に過ごしたようで
朝になって
あなたが出て行くところから始まる。

なぜかあなたは「学校の先生」で
笛を持っていた(笑)
学校へ行こうとしたあなただったのに
考えた末、私を抱きしめてこう言った。

「すごく好きなんだ。
 こうしていたい。
 後は何とかなる・・・・。」

ただ、抱きしめてくれるだけだった。
でもその力の強さ
胸の広さ
温かさ・・・・

覚えていた。

何もせずにただ抱きしめながら
またあなたがこう言った。

「(セックス)してしまうのは簡単なんだ。
 でも、君が大切だから・・・
 今はこうしていたい。」

あなたらしい・・・
そう思って、ただ抱かれていた。

不思議なのは
その時の私の感情が
あなたを「愛している」というより
「優しい人・・・嬉しいな」
という
とてもやわらかな、ゆるやかな
感情だったのを覚えている。

でも
"帰らないで"

思ったりして
やっぱり、弱い。

それは
変わらないか・・・。
夜、ふと目が覚めることがある。

なぜかあなたのことを考えている。

「恋しい」
とか
「会いたい」
とかいう感情ではなくて
「どうしているのかな?」と・・・・

もしかして
そんな夜、あなたも私を思っているのかもしれないと
元恋人として思う時がある。
私の不倫生活は7年にも及んだ。
7年だ。
長い。
生まれたての子が小学校に入学してしまう年月。

長い。

その日々を後悔しているのか?と問われると答えに困る。
どんな人生(恋愛)であったにしろ、私の人生だ。
私が否定してしまうと
とんでもなく悲しくなってしまう気がする。

不倫を7年も続けた身として不倫を否定できないし悪い事だと言い切れない。
かといって不倫を肯定できず、良い事だと胸も張れない。
「中途半端」
それが不倫の位置付けなのかもしれない。

不倫中は本当にこう思っていた。
■一度しかない人生、後悔したくない
■好きなものは好き!自分に嘘はつけない
■後悔はしない
■結婚には興味がない、それより彼との時間を大切にしたい
■誰よりも彼を愛している、愛されている
■別れられない、離れたくない
■世間の目がなんだ!
・・・・・
そう、思っていた。自信もあった。
何も見えていなかった。彼を一生愛する気でいた。
どんな本を読み、ネットの相談を見ても「私は違う」と思い
自分を奮い立たせ、納得させていた。

それを恋に落ちていたというのか?

でも、結婚して思う。
●夜中に目が覚めても旦那が傍で寝ている幸せ
●いつでも彼がいる幸せ
●必ず帰ってくる人を待つ幸せ
●子供が作れる喜びのあるセックス
●友人・親に嘘をつかなくていい開放感

不倫をしたから、今このことがすごく幸せに感じる。
やっぱり不倫中は心を閉じ込めていたんだと
今ならよく分かる。
あなたにもうどれくら会っていないだろう。

決して嫌いになったわけではないから
私は
「あなたに会いたい病」
にかかる。

声が聞きたくなる。

でも、そんなことしたら
また私が壊れてしまう。
あなたを傷つけてしまうかもしれない。
会う自信がない。

でも、会いたい。
今日はそんな気分。

どうしているのかな?
結婚式の招待状。

迷ったけど、あなたに出してみた。

来るなんて思ってないし
正直
「こないで欲しい」と
思っていた私もいる。
だって
どんな顔できるだろう。

ただ
もう会えないんだと思うと

泣きまくって、うつむいたままで別れた
あの夜が最後だと思うと

・・・・・悲しい。

私が一番女として成長した時を
私はあなたと過ごした。
多分、私の体が一番美しい時。
そんな時間をあなたと過ごせたことが
今は愛しい。

私達がまだ会えないことは
その私達の関係が
深く
本当に愛しあっていた事を
証明しているのかもしれない。

そう思いたい自分がいる。
彼に送ったいくつもの手紙がある。
7年前、メールは存在していなかった。
携帯も持っていなかった。
電話が出来るはずもなく
ただ、ただテレパシーを送るだけ。
「電話かけてきて!」

溢れる思いは、行き場がなく
手紙を書くしかなかった。

渡してはいけないと思っていても
分かって欲しい思いがあった。

そんな手紙は
あなたのもとで今、どうしているのでしょう?

あなたが送ってくれた私への手紙も
あなたの願いであなたのもとにある。
「近いうちに輝く日を振り返る日が来る」と
そういって私から奪っていった。
いつでも返してくれるという約束で。

最後に
「私に何も出来なくなるのが悲しい」
と書いていた。
愛されているんだなと思う。
大きな大きな愛で。
私はそれにすっかり甘えて、
ユラユラとゆりかごの中にいた気分だった。

今、辛く悲しむあなたに
何も出来ない自分が私も辛い。
私が苦しいときはいつも助けてもらったのに
私のほうが何も出来ないでいる。

でも、あなたには家族がある。
愛する家族がいる。
あなたもその大きな愛に包まれている。
私達の愛は、一時のあまりにも輝いた
甘くて、切ない、
「架空の空」

私もあなたもそのことに
やっと本当に気がついたんだ。

現実は私達に優しい。
あなたも私もそれぞれそれに癒される。

そしていつの日か「架空の空」さえ
私達の癒しになると信じたい。
彼との不倫が終わった。

この不倫をどう終わればいいのか分からなかった私に不意に訪れた別れ。

***** 私に運命の出会いがあった *****

それは、一気に私の心が動いた瞬間。

結婚できる彼。
何でも言える。
泣いてもわめいても「迷惑」にはならない。
不安にならなくていい。
私の思いを抑えなくてもいい。
彼の迷惑にならないよう、嫌われないようにと
自分を押さえ込まなくてもいい。

本当に解き放たれた気分。
肩の荷が下りるってこういうことなんだと実感する。

不倫は悪いことではないと思う。
でもそれが引き起こす事件は
「悪い」事へとなりがちだし、世間は「悪い」とする。
しかも危険で、不安定で、もろくて・・・・。
どんなにその気持ちが潔白でゆるぎないものであっても。

不倫は「麻薬」だった。
ある意味、「不倫中毒」になっていたことに
今気がついた。

突然の別れを彼は納得できないでいる。
そうだよね、突然だもん。
お互いが一番素敵なときに恋をし
誰よりもの理解者だと思っていたはずなのに
最後にあんなに分かり合えなくなってしまうなんて。

同じメールでも「皮肉」や「意地悪」を感じてしまう。
同じ言葉なのに伝わらない。
あんなに起きていた奇跡は、もう起こらない。
偶然、電話に手をかけたらかかってきたり
メールを送ろうとするとメールが届いたり
同じ事を考えていたり
同じ店に行きたいと思っていたり
欲しいものが分かったり・・・。
君と逢うときはいつも雨があがった。

そんな「奇跡」達。

でも、終わったんだ。

不倫をしている人に言いたい。

その人はあなたの運命の人かもしれない。
そう信じる心を私は理解できる。
私も誰よりそう思っていた。

けど、心の隅でいいから
「運命の人は他にいる」
そう思って欲しい。
彼と喧嘩をした時、
嫌いになったとき(なってないだろうけど)、寂しくなったとき・・・。
その時だけでいい
彼へのあてつけでもいい

「本当に本当に運命の人は他にいる。
 その人に逢うためのステップなんだ、
     この辛さ、この喜びは・・・」

そう思って欲しい。
そう・・
それは、あなたの最期の幸せの為に・・・。
私はあなたの幸せを願っています。

忘れないで下さい。
「不倫」をしていても神様はそんなあなたに
「罪」や「罰」はお与えになりません。
自信を持って、その扉を閉める勇気を持てば
神様はその「勇気」を評価してくださるはずです。
だって、辛い思いをしたことを
神様はご存知ですから。
注)この「神様」は宗教的意味はなく、私個人が思っている神様のことです。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索